RAKINES
コンセプト 未分類
どのジャンルにも分類できない自由な服。ルール、前例、性別、ジャンル、国籍、トレンド、サイズ...
境界が曖味なものが複数存在することによる、今までとはちょっと違う世界の見え方。
Autumn Winter 2021 Season theme :
「大切なものはその中にある/ Important thing exists in invisible」
華美で斬新な造形や、絶対的な物量で提示される情報に私たちは心を奪われがちです。
でも、この世界には目には見えないものがたくさん存在してほんとうに大切なものはその中にあったりします。
声高に語られることが正義と曲解されるこの時代にあっても私たちは小さな声に耳を澄ませて、すべてにおいて
「ゆきとどいた」強く静かな服を作りたいと思っています。
無色透明のプリズムが光を受けることでその光に含まれる幾つもの色を現出させるように。
私たちの作る服に、着る人の感情や環境、時の経過が反射して常に新しい姿に変化していくことを望んでいます。
<Post work twill>
以前から着目している、特定の役割を持つ服地の美しさに改めてフォーカスし、その核は押さえたままに上質なファッションテキスタイルの域に引き上げることを考えて作った素材です。モチーフはディッキーズなどのワークパンツに使用されている資材のようなT/Cツイル。そのタフな質感、扱いやすさ、機能性はキープしたまま、綿ポリの棍紡糸・綿糸・ポリエステルスパン、３種類の糸を独自のバランスで掛け合わせることで、元生地に欠けていた膨らみやドレープ性を付加した素材に仕上げました。使用した３種類の糸はそれぞれ別の色に先染めされていて、それを織りで組み合わせるで後染めでは決して表現できない奥行きと演出性のある独自の色目を作り出しています。